パリ15区での単独テロ事件

昨夜、普段から散歩でよく通るエリアで、単独テロ事件が発生。速報を伝えるLe Parisienの記事からポイントを記載する。

※出所:https://www.leparisien.fr/amp/faits-divers/paris-un-mort-et-un-blesse-dans-une-attaque-quai-de-grenelle-lassaillant-interpelle-02-12-2023-NJ5OR3TLUZFCLKUHQYA275XBOM.php

  • 昨晩12月2日(土)21時ごろ、一人の男がパリ15区のQuai GrenelleとBir-Hakeimの間のエリアで、外国人観光客一人(ドイツとフィリピンの二重国籍)をナイフで殺傷。更に、警察に追われ、セーヌ川の他岸に向けてBir-Hakeim橋を走行中に、イギリス人観光客一人と別の歩行者を襲撃し、負傷させた。その後、警察がスタンガンを使って男を取り押さえた。直前に、男はコートの中に爆発物を保持していると警察を脅していたとのこと。取り押さえられる際に、男は「アラー・アクバル(Allah Akbar)」と叫んだとのことで、パレスチナ・ガザの目下の状況に不満を持っており、フランスがイスラエル側に加担しているとみなし、自ら殉教者として命を絶つことを望んでいたとのこと。
  • 逮捕された男は、1997年イランのルーツを持つNuilly-sur-Seine(パリに隣接するHauts-de-Seine県内の地区)生まれのフランス人で、精神病を患っており、2016年に暴行未遂で4年間の禁固刑を命じられた経緯がある(2020年に出所)。また、この男は、フランス当局から過激派イスラム教徒として重要危険人物として特定されていた。男は今回の事件の直前に撮影した動画において、イスラム国への忠誠を示し、「イスラム教徒の仇を討つ」ために行動すると述べていたとのこと。

今回の事件の現場は、観光客が集まり、一般犯罪を含めたリスクが高いエリアであることは間違いので、こうしたところには近づかないということなのだろう。

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